元アイドルの飲酒ひき逃げ事件

元モーニング娘。のメンバーが起こしたこの事件,勾留延長がされたらしいですね。
逮捕期間も含めると20日超の身柄拘束が見込まれるわけで,華やかな世界に生きてきた方にはこれだけでもなかなかに堪える経験でしょう。

ところで,逮捕勾留による身柄拘束については,誤解されている方が結構多いのですが,これは処罰を目的としてなされるわけではありません。あくまで,逃亡や証拠隠滅を防ぐためになされるものです。

つまり,(建前上は)どんな重大犯罪であろうと,逃亡や証拠隠滅の恐れが皆無であれば,勾留は認められないことになります。

逆にいうと,逮捕勾留されている今回の事件は,これが認められてしまったというわけです。
被疑者は有名人であり逃亡の恐れは低いと考えらえることからすると,勾留が認められた理由は,おそらく証拠隠滅の方ではないでしょうか。報道によれば被疑者の供述と一致しない証拠がいくつか出てきてしまっているみたいですから。

なお,仮に被疑者が故意に事実と異なる供述をしていた場合,このように捜査段階における身柄拘束が認められやすくなるだけでなく,裁判の際,悪情状の一つとして量刑に考慮される可能性も出てきます。取調べに対して安易に嘘をつくのはやめた方がいいでしょう。

では,もし警察から言いたくないことを聞かれた場合,どうすればいいのか。

私としては,嘘をつくくらいなら黙秘する方をおすすめします。そのうえで,すぐに弁護士を呼んで,その後の方針(黙秘を貫くのか,正直に話すのか)を協議するのがベターでしょう。

ベストはもちろん,事件を起こさないことですけどね。

当事務所は刑事事件も扱っています。
東京都江東区豊洲4-2-1 萩原商店ビル302
豊洲駅前法律事務所(豊洲駅から徒歩1分)
Tel:03-5534-9678

2018年09月18日